音楽は人を生かす。
ポスターにフィーチャーされているスライ&ザ・ファミリー・ストーンが最高なのは予想してたし、ニーナ・シモンが貫禄のパフォーマンスを見せつけてくれることも、わかってた。
でも、マハリア・ジャクソンとメイヴィス・ステイプルのデュエットで落涙することは、予想してなかった。
ほかにも、ラテンなレイ・バレットや南アフリカから逃れてきたヒュー・マセケラなど、ソウル・ミュージック以外のアーティストもアツい演奏を繰り広げる。このごった煮感がまたいい。
でも、やっぱり、クライマックスは、スライ&ザ・ファミリー・ストーン。ポジティブなVIBEがハンパない。
ハーレムの住民のアポロ11号の月面着陸への反応もおもしろかった。さしづめ、日本国民にとっての東京五輪みたいなものか。
五輪で浪費した金があれば、困ってる人を救えたな、間違いなく。