激重でずっと辛い。
まだ台湾で同性婚が認められていなかった2011年が舞台で、当時は台湾でも理解が進んでいなかったことが随所によく表れていた。
監督が、演技プランはほぼ俳優に任せたというほどの実力派な3人の演技力に、どうしようもなく惹かれるものがある。本当に素晴らしい演技。
いくら愛があっても、いくら罪の意識があろうとも、亡くなったパートナーの親と子どもと一緒に暮らし面倒を見続けることは私には出来ない。
ジェンイーとリーウェイの幸せな時間がもう少しあれば、少しは救われたかな。
ジェンイーに共感は出来なかったが、なんとしてでも家族を、子どもを守り抜くという愛だけは素晴らしい。本当に何気ないなんでもないシーンで涙が出たくらい、日常が尊い。
ジェンイーに愛されたことは、ヨウユーが大きくなってもきっと永遠に彼の中で記憶に残るだろう。
最後のお歌が涙不可避。
「僕が女性でも同じ質問しますか?」は、胸につまされた。
他の方も書いてるが、あれだけでR18にするのは本当にもったいない。
公開初日、4連休2日めということもあって満席で、男女比は4:6くらい。