みゆう

屋敷女 ノーカット 完全版のみゆうのネタバレレビュー・内容・結末

屋敷女 ノーカット 完全版(2007年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

完全版としては初めてだけど屋敷女としては2回目だから、初めて観た時の衝撃はなかった。観たのだいぶ昔だから色々忘れてたり記憶違いもあったし、ノーカットだから新鮮なシーンもあった。

最後の強制帝王切開シーンはキッチンだと思ってたけど、階段だったのね。お腹開いた後の、サラを真上から映すシーンはモザイクがなくなって、よく分かるようになってたから良かった。

ベアトリス・ダルの狂気じみた演技はすごく怖くて良かった。あんな女が襲ってきたら怖すぎる。多分忘れてるだけだけど、初めて観た時は、ベアトリス・ダルの正体が分からないままで、得体の知れない女が襲ってくる怖い映画って印象だったけど、今回久しぶりに観て、彼女が事故の相手で子どもが流れた復讐というか、流れた子どもの代わりにサラの子どもを手に入れようとするって言う、襲ってくる理由がちゃんと分かってラストの印象が変わった。理由が分かると、ベアトリス・ダルが最後に取り出した赤ちゃん抱くところところとか、恐ろしいけど切ない。

映像はめっちゃ血みどろ。登場人物、ベアトリス・ダルと赤ちゃん以外全部死ぬ。一番かわいそうだったのは、警察にしょうもないことで捕まってた男の子だなぁ。完全にとばっちり。脳天にハサミ突き立てられて、もう動きがコントロールできないままベアトリス・ダルを攻撃しようとする演技は良かった。なんかリアルだった。

登場人物たちは死亡フラグ立ちまくりだから、みんな死ぬのは分かりやすかった。てか、後半はゾンビとかアクションとかそういったジャンル微妙に詰め込んだ感があって面白かった。イケメン警察官が生き返ってブレーカー上げたところは、ほんとゾンビだった。あそこは面白かった。

ジャン=ピエールがベアトリス・ダルをサラのお母さんと間違えて呑気に飲んでるところも好き。そのあと本当のお母さんが来て鉢合わせるところとか本当良かった。あんなん、怖いに決まってる。そのあとお母さんがベアトリス・ダルと間違えてられてサラに殺されるのも良かった。めっちゃ血が飛んでた。

痛かったのは、血が流れ込んで上手く息ができないから、サラが自分で喉に穴開けて空気穴作るところ。そのあとダクトテープで穴ふさぐとか、絶対穴開けた時点で死ぬよ。その後に包丁と金属の棒で武器作って反撃すると決めた決意の目はカッコ良かった。

最初のオープニングの血はイチゴジャムみたいだった。イチゴジャム煮詰めて作ってるっぽい感じでちょっとイチゴジャムマーガリントースト食べたくなった。

最初から最後までずっと血みどろの映画だった。
みゆう

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