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祈り 幻に長崎を想う刻(とき)のdancingufoのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

傑作戯曲をベースに作った映画らしいが、映画としての完成度は正直低い。

高島礼子が、自分の首のケロイドについて「長崎市民の被害者7万人」とか結びつけるセリフがあったが、戯曲ならわかるが、映画だと違和感あった。
「原爆よりもまずは戦争なくすべき」と言うセリフは全く同感。ただセリフでいっちゃダメなんだよね。
「これまでよりもこれから」という未来志向には共感。

世界でアウシュビッツ物の映画が今も作られるように、徐々に風化しつつある長崎の被爆の歴史を次代に残したいという想いは痛いほど感じられ、加点要素とした。

広島に原爆ドームがあるのに長崎には何もない。確かにそうだね。

昭和32年12月24日=祈り
 マリア像を運び出した日

昭和33年12月24日=三丁目の夕日
 茶川がヒロミに「エア指輪」渡した日

エンドロールの「焼き場に立つ少年」の写真は先日NHK Eテレで特集してましたね。
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