歌うしらみがおりました

ベネデッタの歌うしらみがおりましたのレビュー・感想・評価

ベネデッタ(2021年製作の映画)
3.5
作り手が「ここが面白がりポイントですよ!」と言っているところがちゃんと面白かったから、手堅く楽しめた。ただ、あまりにも意図通り過ぎて、それを一つひとつ挙げていくのはなんか恥ずかしい。
幼き日のベネデッタが、覆いかぶさるように倒れてきたマリア像の乳首を吸うってディテールが一番好きだった。アクションの連鎖に、後から映画全体に木霊するする意味が付与されていく気持ち良さがある。
あと十字架を股間にぶっ刺すのと(『エクソシスト』)、マリア像を大人のオモチャとして使うのと(本作)、キリスト教的にはどっちの方が怒るんだろうかとか考えてた。やっぱマリア様?