おふとん

べイビーわるきゅーれのおふとんのレビュー・感想・評価

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
4.0
アウトローな女子高生2人組の緩い殺し屋ライフを描く作品。

監督は若手バイオレンス映画界の気鋭坂本監督。
「ハングマンズノット」や「ファミリーウォーズ」などの不謹慎暴力コメディに定評がありますが、前作までは商業映画といっても自主制作映画くささが抜けてなかったんですが、今作では随分と垢抜けた印象。

特にホームビデオのような日常描写とアクションシーンのギャップが良いですね。
日常シーンはほんとにゆるくて、独特の会話の間と、不謹慎ジョークが微笑ましい。
「キルミーベイベー」「スパイ・ファミリー」「ひなまつり」あのあたりの不条理コメディ感があります。

近距離での銃撃戦はガンカタやジョン・ウィックのガンフーのよう。
流石にハリウッドと比べるのは酷かもしれないですが、ゆるーい日常シーンとアクションのギャップがいい味を出してます。

作品を追うごとにクオリティが上がってるので楽しみではありますが、この低予算感が良いという気持ちと、もっと潤沢な予算を与えた場合の作品が見てみたいという気持ちが半々くらいです。
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