大好き過ぎて2回観たゾ。
若き新星、阪元裕吾監督・脚本の「ある用務員」に登場した女子高生の殺し屋2人を主役に据えた痛快アクション。
可愛くて
ゆるくて
強くて
面白くて
最高。
表向きは女子高生。しかし裏の顔は殺し屋である杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)の2人。高校卒業を機に、組織からは共同生活を命じられ、それぞれ殺し屋稼業とは別の仕事に就き、自活を求められるが—— 。
性格は真反対。
陰と陽のまひろとちさと。
アルバイト先で器用に立ち振る舞うちさとに対し、まひろはコミュ障に拍車が掛かり、社会不適合者であると自認し、ちさととの差を感じるように。
何せ2人の掛け合いがゆるくて可愛くて面白くて、永遠に観ていられる。
それでいて、アクションとなれば
瞬時に眼光鋭い表情に変わり、
キレのある動きを見せてくれるんだから堪らない。
冒頭、コンビニでのまひろのアクション。
相手の攻撃を交わしつつ、通常よりも低くしゃがみ込み、膝下まで低い位置に姿勢を下げての柔軟な動きに感服してしまう。
まひろは打撃専門。
ちさとは銃撃専門。
実年齢は伊澤彩織(28)と髙石あかり(19)と9歳も離れているのにも驚き。まひろが完全に「ちさとさん」と(恐らくコミュ力を尊敬しての)さん付けだったので余計に。
ヤクザとのごたごた。
メイド喫茶で組長瞬殺。
その後の死体処理業者のやり取りも好き。
ヤクザとのラストバトルまで全く飽きずに楽しめる。徹底的に拘ったアクションシーンは必見。
ゲームしたり、動画観たり、おでん食べたり、喧嘩の仲直りにケーキ買ったり。何やっても可愛いな。
これこそ究極のギャップ萌え。
ゆるさと強さ。
明るさと暗さ。
光は闇のない所では輝けないのだ。
これはシリーズ化を希望したい。