くまねこ

愛しい人から最後の手紙のくまねこのレビュー・感想・評価

愛しい人から最後の手紙(2021年製作の映画)
3.0
「愛する人から最後の手紙」(Netflix 配信映画)を視聴。

1965年に書かれた恋文の束を偶然見つけた記者。そこにつづられた禁断の恋の結末を追いかけ始めた彼女はやがて、自分自身も思いがけない恋に落ちていく。

1965年のロンドンと現代のシーンが自然に描かれており、文芸恋愛映画としてはよくできてる印象。手紙とメールというのも対照的。

現代の記者役、フェリシティ・ジョーンズが偶然見つけた恋文の行方に惹かれるのは理解できるが、不倫カップルの現在の彼らに踏み込み、引っ掻き回すのはのはやり過ぎ。タブロイド紙の記者の様にも見える。またフェリシティの恋愛もとってつけた様に見えるし、不要だと思う。

ジェニファー役のシェイリーン・ウッドリー、ブート役のカラム・ターナー、自らの若さを抑制した佇まいと演技は地味ながらよく出来ている。衣装も良かった。

S.ウッドリーは最近脱ぎ担当のイメージだったが、いつから横綱級に変身したんだ…。
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