2001年、アルゼンチンの田舎町でフェルミン（リカルド・ダリン）らは農協設立の資金を募るが、銀行と悪徳弁護士マンシー（アンドレス・パラ）に金を横取りされる。すべてを失ったフェルミンは息子ロドリゴ（チノ・ダリン）らとともに、金と希望を取り戻そうと作戦を練る。
期待し過ぎたのかもしれないが、ストーリーに捻りがなく、犯罪劇が意外と単純だった。
それに犯罪コメディにしては、悲劇がキツ過ぎるし、元サッカー選手とかネコババとかロマンスとか、脱線が多すぎたような気がする。
なにより、フェルミン・ペルラッシら出演者の演技が重い！
とはいえ後半の仕込みに騙しはそれなりに楽しめたし、爽快感もなかなかのものだった。
あれがハッピーエンドと言えるかどうかは微妙だけど。
金融危機の頃のアルゼンチンの人々の様子を垣間見られたのも興味深かった。
