このレビューはネタバレを含みます
絵が全体的に美しい。この角度から撮るんだ、その発想はなかったなと多々思う。
世間的な問題児あみこ、ありのままでいるだけなのに、それが世間的にめんどくさくて、親から見ても育てにくい子どもで、次第に誰も相手にしなくなって、一人ぼっちになっていく。
何だかやるせないな。あみこ、お母さんに喜んでほしくて良かれと思って「弟の墓」を作ったんだろうな。
自分が良いと思う感覚が世間とズレてて受け入れてもらえない感覚が痛いほど分かってしまった。
社会で生きていくために、子どもの何を教育で治し、何を尊重してそのまま伸ばすか。
全ての親と教育者に問われている気がした。
おばけの行進はめっちゃ笑ったw世の中のめんどくさいを排除する感覚は、もしかするとおばけを受け入れられない感覚と同じかもしれない。
親だって人間だから子どもと必ず合うかなんてわからないよな。とても責められない。
みんなが同じ地球で生きられるようにそれぞれの居場所で生きる。切ないけどこれでいいのかもしれない。