このレビューはネタバレを含みます
絶対に袋を開けてはいけないよ、悪魔が出てくるから…
そう言った老人は本当に人間だったのか❓
悪魔とは自制のきかなくなった自分だ。感情の激しさに身を任せて突き進む復讐の鬼だ。その袋をついに開けてしまった時、街は静けさと死体しかいなくなった。
密告され、家族を殺され、家を奪われた男は、戦争が終わって戻ってきた時亡霊だった。悪魔に案内されて復讐者となった男は、袋を開けて悪魔になるのか…という寓話の様な筋書きだが、事実に基づく話。人はいつでも悪魔になれる。そして人を悪魔に出来る。
そおっと近づいてくる老人が人ではない感じに見えたり、袋を開けてからの行動がすごくリアルだったりで、この監督やるなあ〜と唸りました。