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復讐者たちのshortのレビュー・感想・評価

復讐者たち(2020年製作の映画)
3.5
実話ベースだそう
こんな計画があったとは知らなかった!
プランAという。

主人公達による、ドイツ人達は我々の悲劇を見て知っていたが、傍観していた
という怨みが呟かれる。
逆の立場であれば、さぞかし恨みがましく思えるはず!辛くて悲しくてムカついて、きっとまともに対面できないはず。
お前たちドイツ人、分かっとったのになんにもしなかったじゃないか、私たちをこんなに苦しめたのは、私の家族を殺したのは、お前らだ!って気持ちになると思う!
(日本も同じ立場だったことを忘れないようにしないといけない)

戦争がなければ、虐殺がなければ全然違う生涯を送っていたはずの人達。
あらためて戦争がもたらす悲劇を思う。


以下ネタバレ⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎



























ホロコーストの映画って沢山見たけど
やっぱり実話ものを見たいと思うようになった。
この作品も、プランAという恐ろしい計画があったことを知って、びっくりしたけれども、その団体の存在も知らなかったから、二重にびっくりした。
たしかに復讐したくなるよなと思う。
でも、組織的な復讐者たちに焦点を当てた作品は見たことがなかった。
ひたすら迫害された悲劇に焦点が当たっていたように感じる。
その中で個人的な復讐を果たす作品なら見てきた。個人と組織とでは、こちらの受ける感情も全然違うね。
ドイツ人といっても、みんながみんな傍観してただけでもないし。


復讐は連鎖的になる。
やられたらやりかえす、では、やりかえされたらまたやりかえす、と延々と続いてしまう。
恨みってのは、復讐を果てして終わるのではないよね。そこからまた始まってしまう。

プランA、
これが実行されていたならまた歴史は変わっていた。
どの程度の成功率があり、その場合はどれだけの被害が出たのか?
なぜ頓挫したのか?
など、もっと知りたいなと思った。


復讐は、その後の人生を幸せに生きることで果たす、それがあるべき姿。
真理。
この主人公のように生きられたとしたなら、最善だ。

それが出来なくて苦しむ人達の方が多いと思うけど。
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