復讐者たちの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「復讐者たち」に投稿された感想・評価

mity

mityの感想・評価

3.5
「目には目を 600万人には600万人を」
生き残ったユダヤ人たちによるドイツ人の無差別大量殺害計画が、もしも本当に実行されていたとしたら・・・多くのドイツ国民の命が失われていただけではないような恐ろしさを感じた。

密告者のせいで妻子を殺されたマックスが、憎しみに支配されるのは想像に難くないだけに、密かにナチスの残党を処刑しているユダヤ人旅団と行動を共にしていくのは、自然な流れだと思えた。復讐が生きる目的となったマックスがより過激なナカムに傾倒していくのも。それを“自然”だとみてしまうのが悔しいけれど。

計画の現実味が濃くなるにつれ、マックスの中には葛藤がうまれていったのだと思う。復讐心と良心の呵責・・・。アンナも同じように苦しんでいただけに、互いに縋りつくように慰みあうように求め合う姿は悲しかった。

真の復讐とは何か。実際に計画され、でも遂行されなかったこの実話を通して、憎悪とどう向き合うべきか、考えた映画だった。


#85_2021
ゆき

ゆきの感想・評価

4.5
主人公が復讐に突き進むのを見るのがかなり辛かったです
でも見たことは後悔しませんでした
tmck

tmckの感想・評価

3.8
映画としておもしろいし、この事実は知らないといけないと思う。

けど、急に無理って言って去ったり、映画館でやっちゃったりは、よくわからなかった。
「目には目を、600万人には600万人を」
戦後、過激なユダヤ人グループはホロコーストの復讐“プランA”を計画していた。無差別に多数の市民を狙った計画が実行されれば世界中から非難され、イスラエル建国にも重大な影響を及ぼしかねなかった。

こうして少しずつ史実を知っていくと、生き残ったユダヤ人がみな理性で怒りを抑えていたのではないと分かる。
戦時中だってユダヤ人は為す術もなく虐殺された訳じゃない。ワルシャワゲットーで、トレブリンカ、ソビボル、ビルケナウの各収容所で、死を覚悟で反乱・脱走を起こしている。

ユダヤ人排斥を主導したのはナチスドイツだが、一般の市民はまったくの無罪と言えるだろうか。密告、ユダヤ人商店の破壊、住民が消えた家の収奪。ナチス政権下で市民が行ったことは戦争という特殊な状況下なら許されるのか。

『復讐者たち』は観客一人ひとりに問いかける。「もし、家族が何の罪もないのに殺されたら?」重い問いかけに今でも二つの答えがせめぎ合っている。
戦時中のホロコーストものだと思っていたら、厳密には1945年の戦後直後を描いた復讐劇だった。

ホロコーストのその後を描いた作品というのは珍しいかも。まさか生き延びたユダヤ人達によって、ナチスの残党狩りが行われていたとは…。

1945年、敗戦直後のドイツ。ホロコーストを生き延びたユダヤ人男性のマックス(アウグスト・ディール)は、ナチスにより妻子が殺されたと知り、絶望する。やがて彼は、ナチスの残党を密かに処刑している"ユダヤ旅団"と行動を共にする。

しかし、彼らよりも更に過激な報復活動を行う別組織が現れる。その組織は"ナカム"。彼らはドイツの民間人600万人を標的にした、恐るべき大量虐殺計画"プランA"の準備を進めていた—— 。

プランA
=A計劃
=プロジェクトA!!

はっ!!
頭の中のジャッキーが
時計台から飛び降りちゃう!!

なんて冗談でも挟まなきゃ、
やってられない程にIt's so heavy.

目には目を。
600万には600万を。

ナチスがいくら憎くても、ドイツ国民全てを復讐の対象とすべきなのだろうか。

奇しくも、今MARVELのドラマシリーズで展開されている「What If…?」の様に、この計画が成功した時間軸(マルチバース)が発生していたとしたら…?間違いなくその後の世界史は大きく書き換えられていただろう。

良くも悪くも、真面目で実直な作品。
この恐ろしき復讐計画に実際に関わった人々への取材を重ね、サスペンスフルで重厚な描き方は素晴らしいが、当然ながら「面白かった」と劇場を後にする類の作品ではない。

「幸せになる事が最大の復讐」という言葉が劇中で語られるが、復讐という名の憎しみの枷から解き放たれた先に幸せがある様に思う。

なんて、部外者が何を言っても真実味がないのだけども。

NEVER AGAIN
二度と繰り返さない

エンドロールに浮かぶ言葉が沁みる。

テーマとして、スカッと終われる筈もなく。キャラクターの描き方はもう少し掘り下げられたのでは?ナカムのメンバーも1人の女性以外はモブにしか見えず。そんなこんなでスコアは少し低めでご勘弁を。
この作品、恥ずかしながら見たときはストーリーがよく理解出来ず…マックスが老人にもらった悪魔を閉じ込めたという麻袋を開けたことで幻を見たの?マックスが毒を水道施設に流して自分も飛び込み街中死体だらけ、という場面、事実だと思ったじゃないか😨
そしてマックスとアンナが映画を見に行って映画館のどこかで唐突にセックスを始めたり、こんなの必要?急に立ったまま男にヤられて(5分以内で終了)アンナが喜んでるのバカみたい、完全に男目線。
さらに「最大の復讐は幸せに生きること」というのもきれいごとな気がする。
マックスほかユダヤ人はパレスチナへ帰ったみたいだけどイスラエル(1948年建国)で幸せになったとは到底思えない。
なんかもやもやが残りまくりの映画だったなぁ。
jubisaki

jubisakiの感想・評価

3.0
実際に撒かれてたらどうなってたかなぁ

としか印象がない。

ホロコーストの生き残りがドイツ人社会に復讐するというのはあまりなかったストーリーだと思うのでその点は興味深かった。
もち

もちの感想・評価

4.0
映像がとても綺麗!
深度や色の濃淡、陰影などが激重なストーリーの雰囲気を壊さず上乗せしていて、素晴らしかった。
Kssky

Ksskyの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公の男が地獄のアウシュヴィッツ強制収容所から命からがら帰ってきたら、自宅は自分たち家族を密告した隣人に乗っ取られており、開き直ったその家の旦那にぶん殴られて追い返されるという、地獄から戻ったと思ったらまた地獄へ突き落とされるという救いようのない場面からスタート。

ただ、日本人は強制収容所の存在は知っていても解放後に更にユダヤ人がどういう酷い目に遭ったのか知らない人が大半だろう。かく言う自分もそうで、初見ではこのシーンは一体どういうシシュエーションか分からず見終わったあと復讐…じゃない復習して理解出来た。

ストーリーの幹には関係ないが、主人公この隣人に復讐する夢を見ているシーンがある。その時、隣人一家皆殺しではなく、隣人の妻と子どもが外出した間に旦那だけをやっつけるというのは優しさなのかそれとも残酷なのか…そんなことも考えてしまった。実に深い映画である。
アイコ

アイコの感想・評価

3.4
第二次世界大戦後、ホロコーストを逃れたり生き残ったユダヤ人たちがドイツに目には目を…的な復讐をしようとする話。

実話ベースというのもうなずけるけど完遂してたら歴史はどう変わってたんやろうか?って思ってしまった。

復讐にしか心がなく新しく人生を生き直す事を拒否する主人公の心情は想像でも察して余りある。
復讐したからって亡くなった人や無くしたモノが元に戻るわけではないけどそうせずにはいられない人の心がとてもリアル。

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