ドイツ国民600万人を標的にしたユダヤ人による復讐計画「プランA」を題材にした実録映画である。
イスラエル人兄弟監督のラストの問いかけに自問してみる。
日本では、加害者に対し死刑という形で国が被害者…
プロローグとエピローグのナレーションがすべてを台無しにする。「あなたの家族が殺されたらどうする?自問してください。」。民族も宗教も歴史も無視してユダヤ人虐殺を個人の問題として考えろとは、いくら何でも…
>>続きを読む敗戦直後のドイツ
「目には目を、600万人(の犠牲)には600万人を」という信念の元、ホロコーストを生きのびたユダヤ人によるドイツへの復讐計画プランA
迫害を受けた人たちの傷に見合う罰なんてあるのだ…
このレビューはネタバレを含みます
第二次世界大戦後のユダヤ人がドイツ人に復讐するストーリーです。
事実に基づいたユダヤ人の復讐計画が、実に興味深く描かれています。
迫害を受けたユダヤ人が、ナチス戦犯者に報復を加える気持ちは良く分…
当事者でもない安全地帯にいる外野が「復讐はよくないよ」なんて口が裂けても言えないし言うべきではないと私は思ってる。
“600万人には、600万人を”
600万人だよ?
言葉にするとさらっと言えてしま…
ホロコーストを生き延びたユダヤ人たち。終戦後にも終わらない迫害。想像を絶する痛みや苦しみを味わった彼らに復讐なんて無意味だと言えるだろうか。自分が彼らの立場だったらどうだろうか。それでも復讐が生み出…
>>続きを読むNever again.
エンドロールの後にも流れたこの言葉が唯一にして最大のメッセージ。
憎しみや悲しみの連鎖は何も生まないし誰も救われない事を再認識させる。
でもだからこそ自分の大切な人達が何…
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