復讐者たちの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「復讐者たち」に投稿された感想・評価

モルB

モルBの感想・評価

4.3
・ホロコーストを生き延びたユダヤ人が立てた復讐計画を軸にした戦後ドラマ。
・憎しみの連鎖を生み出す戦争反対というメッセージを悲壮感を込めて表現している。
・シリアスな部分をパワーアップさせたイングロリアス・バスターズ、復讐がエスカレートしていく様はゼロ・ダーク・サーティをも思わせる。
Ynnn

Ynnnの感想・評価

3.7
アウシュビッツレポートを見損ねたので、ふとこっちのPLAN Aを鑑賞。

ドイツは戦中が描かれること多いと思うけど、戦後のユダヤ人がどうだったかって映画見るのって個人的には初めて。

復讐は生きる気力を与えてくれるけど、また復讐を呼んでしまうし暴力は暴力を生む。人はうつろいやすくて感情の制御も難しい。何が正しいかは、わかっててもそう出来るわけじゃない。実話ってのがすごく胸にきたし、演技見てるとわかる気がした。

主役のマックスの、目の演技っていうのかしら、とてもすきなんだよなぁ。
てかそもそもアウグストディール好きなんだよなぁ。折角ドイツの方なんだからドイツ語の方が良かったのでは…??
ミハイル役の方がイケメンすぎて出てくる度「イケメン…」ってなってしまった…。調べても詳細あんまり出てこないんだけど、他になんか作品出てるんかな…!??
i

iの感想・評価

3.6
キャスト達の顔つきが良い。目には目を、の心情を思うと赦す事はむつかしい。
【一言で言うと】
「理由なき仕者の“反撃”」

[あらすじ]
1945年、敗戦直後のドイツ。ナチスによるホロコーストを生き延びたものの、収容所で散り散りになった妻子をナチスに殺害されたユダヤ人男性のマックス。絶望のどん底に突き落とされ、激しい復讐心を抱くようになった彼は、ひそかにナチスの残党を私刑として殺害しているユダヤ旅団と行動を共にする...。

『アウシュヴィッツ・レポート』のハシゴとして鑑賞。

「アウシュヴィッツ…」ではホロコーストの真っ最中を描いた作品でしたが、今作はホロコースト“後”を描いたお話。
世の中にはナチスやホロコーストを題材に描いた作品は数多とあれど、こういったユダヤ人がナチスに復讐を企てるといった作品はあんまり観たことが無かったのでかなり興味をそそられましたね🤔

とにかく終戦後にこんなユダヤ人のナチス残党狩りが行われていたことにも初耳でしたし、ナチス残党には収まらずドイツ国民すらも虐殺しようとしてた事実があるってのも凄く驚愕でした(゚o゚;;

ドイツ国内に流れる水道に毒を流し込む作戦、通称“プランA”...実際にこれが実行されていたとなると、きっと歴史の教科書の1ページに載ることになったのでしょう(・・;)…

そんな状況下で復讐心はあるものの、関係のない人も巻き込んでしまう罪悪感と葛藤する主人公マックスを名優アウグスト・ディールが見事に演じ切っていました。
『イングロリアス・バスターズ』では全く逆の立場を演じていたのにね😅...やっぱり俳優って凄いや(^◇^;)

ただ、やはりこれといった面白味には欠けますし、ラストの締めくくりもなんだかモヤモヤが残るようなラストだったので、あまりスッキリ出来ないのが非常に心残りでしたね😞

それでもスクリーンの向こう側からの“問いかけ”には観ているこっちも考えさせられましたし、その答えなき問いかけに深いメッセージ性が込められた映画でした。

自分の身に降りかかった残酷なる“仕打ち”。
果たして自分は復讐に駆られるのか、それとも...

メッセージ性の強い反戦意識も伝わってくる非常に良い映画でした。
ホロコーストから逃れて終戦を迎えたマックスは、同胞ミハイルに救われ収容された難民施設で離れ離れになった妻子の死を知らされた。
英軍下のユダヤ旅団に属しているミハイル達が、極秘裏にナチス残党の私刑を行っている事を知り、マックスも参加する事になる。
やがてユダヤ旅団は転進し、ミハイルはパレスチナ軍組織ハガナーに入隊する事に。
旅団を離脱したマックスは、ユダヤ人組織ナカムに合流するが、ナカムはハガナーが監視する過激派組織だった。
ナカムは600万ドイツ人を虐殺する通称"プランA"計画を推し進めようとしていた。
ミハイルから求められて情報提供していたマックスだったが、次第に計画に傾倒していく事になる。



まだイスラエルは建国されてないし、ナチスドイツは消滅したから国家間報復戦争が起こせない。
「復讐するは我にあり」ではないが、愛する家族・恋人を殺された人間にとっては必然の正義であって、成り行きだったかも。
それが明日を生きるモチベーションになったことは否めないし否定できない。
計画が頓挫したのち、自身が幸福になる事が一番の復讐だと解釈して戦後を生きた人間と、計画失敗を生涯後悔した人間。
トラウマを抱えて生きる限り、どちらが正解かなんてわからない。

あまり語られる事はなかった実話の映像化で、イスラエル出身の監督が、生存しているナカムのメンバーに取材を重ねての制作。
イスラエル(ユダヤ)側視点で描かれるWWⅡ戦後ドラマは珍しいですね。
一番ヤバいと思ったのは、敗戦した直後のドイツ市民の中に、ユダヤ人に対する偏見が残っていた事。
ProD

ProDの感想・評価

4.0
僕たちの知らなかったユダヤ人の心

ホロコーストがあったことは知っていた
でもその後にユダヤ人が何を思ったのか、何をしようと思ったのかは学校では教えてくれなかった
そんなの道徳の授業を受けていれば想像がつくという人もいるかもしれない
だが真実を知ることで、理解は深まるし共感も教育にもなると思う

もし自分の家族を差別され、虐殺され、国を追われたらどう思うだろうか
許すことなんて一生できないと思う
憎くてたまらなく日々苦痛を強いられるかもしれない
僕たちが体験できない、したくもないことを耐え抜いた人がいるのだ

絶望ではなく希望をもって
復讐は絶望への始まりだ
相手を絶望へ堕とし、自らも絶望へと堕ちていく
最後にあるのは破滅だろう
pier

pierの感想・評価

3.3
ナチスに妻子を虐殺されたユダヤ人の男が、復讐のために元高官らを処刑していく。
地下水道に毒物を混入させる計画が、実際に存在したというのが驚き。
一方で、映画としては少々盛り上がりに欠ける。
代々幸せに暮らす事が何よりの復讐。
ラウぺ

ラウぺの感想・評価

3.7
第二次大戦後、ホロコーストで同胞をナチスに殺されたユダヤ人には報復に出る者たちがいた。家族を殺されたマックスは、難民キャンプで英軍のユダヤ旅団の隊員がひそかに強制収容所の関係者を洗い出し、抹殺していることを知る。抹殺に協力するうち、マックスは更に凶悪な手段で報復に出ようとしている暗殺集団ナカムの存在を知る・・・

『復讐者たち』は同名のノンフィクションノベルがあり(私は未読)、戦後ユダヤ人たちがホロコースト関係者に報復をしていた事実を描いていますが、この映画に出てくる復讐者たちもそこに記述があるようです。
映画に登場のナカムのメンバーはリーダーのアバ・コヴナー(Abba Kovner)以外は実在の人物のイメージを合成した創作とのとのこと。
しかし、映画の原題でもある”Plan A”自体は実際に計画があったとのこと。
ナカムがホロコースト関係者だけでなく、一般のドイツ人全体を報復の対象としていたことについては、過激な民族主義テロリストにありがちなトンデモ理屈ではありますが、ナカムのメンバーのセリフにあるような、ドイツ人がホロコーストを見て見ぬふりをしてきたという点はある程度まで本当のこととされています。
「ホロコーストを知らなかったという嘘」という書籍がありますが、それによると「1946年に行われた調査結果によれば、ドイツ国民の40%から32%が何らかの形でホロコーストを知っていた」、とのこと。少なくともドイツ人の3人に1人はホロコーストがあった事実を戦時中から知っていたことになります。
民族の完全な消滅を目的としたジェノサイドとしてのホロコーストがユダヤ人たちにどれほど大きなトラウマを残したかを考えれば、ナカムのような過激な思想に嵌る者たちが出てきてもおかしくない事情は理解できます。
家族を殺され、隣人のドイツ人に自分の住居も奪われたマックスがユダヤ旅団の隊員による抹殺(ナカムの計画でいうところの”Plan B”)に手を貸す事情も分からなくはありません。

ユダヤ旅団の暗殺メンバーの士官は戦時中のパレスチナにおける軍事組織ハガナー(後のイスラエル国防軍)の隊員で、ナカムの計画を知り、国際世論の反発からイスラエル建国の障害となるためナカムの計画を阻止すべく動くのですが、ユダヤ人同士のスパイ合戦の様相を呈してくる辺り、なかなか見応えがあります。

とはいえ、主演のアウグスト・ディールはドイツ人ですが、『名もなき生涯』に続いてまたもや英語での出演。
ドイツが舞台の映画であれば、やはりドイツ語で演じてほしいところ。
コヴナーの計画自体は事実に即していますが、他のメンバーの実行に係るプロセスについてはおそらく多くの部分が創作だと思われます。
マックスとナカムの関わりが物語後半のキモとなっていきますが、クライマックスに至る展開はもうちょっとスマートにならなかったのか?という印象は拭えず。

物語のエピローグに現代の老人たちが登場しますが、特にクレジットなどはないものの、存命中のナカムのメンバーということらしい?

エンディングの最後に”NEVER AGAIN”とのクレジット。
狭義にはホロコーストを繰り返させない、というメッセージかと思いますが、ホロコーストに限らず、ジェノサイドやナショナリズムの名の下に行われる報復の応酬こそが、今なお続く世界の悲劇の元凶であり、この映画で描かれるような報復の応酬を繰り返させない、という意思を観る者すべてが自戒していかなければならないのだと思うのでした。
 最近なんかユダヤ人に関する映画多いなと感じましたが、この映画は正直その中では微妙だなと思いました。やりたいこと自体は悪くないと言えますが、映画としてみた際には少し微妙でした。

 何より一番悪く感じたのは、画面が暗いことがやたら多かった所です。周囲が暗いせいで何が起きているのかよくわからないことが多かったですし、顔も良く見えない上に服装も似てるから全然見分けがつかなくて何をしてるのかわからなかったです。
 たぶん作者はわかっているのでそのまま決行したのでしょうが、視聴者はある程度映画が進まないとキャラクターの顔を覚えられないので、もう少し配慮があって欲しかったです。

 あと、キャラクターも退屈でした。主人公が他に行き先がないと言っていますが、家族とどれだけ仲が良かったのかを映さないので、どれだけの気持ちで言っているのかが見ている側に伝わりませんでした。
 主人公が話に係る動機が明確になっていないと、主人公がどれだけ熱心にそれをやっているかが伝わらないので、話に興味を持ちにくいです。

 強いて言うなら一部のセットがまぁまぁ良かったです。映画の中でよく使われていた工場もレトロな雰囲気が出ていたり、古い映画館のような場所もあったりして、当時の文化を垣間見えるシーンが楽しかったです。ただ、似たようなシーンが多くてだんだん飽きてきました。

 とりあえず画面が見えにくかったしキャラクターが多すぎてごちゃごちゃしていてついていくのが大変な映画でした。もう少し主人公に焦点を当てるシーンを増やしてその内面を掘り下げて欲しかったです。
アウグストディールとユダヤの話見たさ見た!
戦場のピアニストみたいなのが好きなのと、今まで見たユダヤ教迫害しんみり不条理って感じじゃなかったので、期待してたのとは違うかった!(事前知識ゼロ)
戦争が終わって、ユダヤ人解放?されてユダヤ人がドイツ人に復讐の話。事実を元にしてるらしい。

さいごの人たちって、有識者?
なんかよくわかんなかった。

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