Ryu

名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)のRyuのレビュー・感想・評価

3.7
「名探偵コナン」劇場版第13作目。

被害者のそばにアルファベットと縦線が書かれた麻雀牌が残される広域連続殺人事件が発生。各県の刑事たちが集まる合同会議に毛利小五郎も参加することになる。コナンも密かに事件の捜査を進めていく。

今作では黒の組織が第5作目「天国へのカウントダウン」以来の映画への登場となります。
メインの事件の方はまぁ王道っぽい展開だったかなぁ。でも犯人はちょっと一捻りあったように思います。動機も初期の頃よりかはまだ分かる感じですかね。初期の頃の犯人の動機は「そんなことで人殺すか⋯」ってものが多かったですからね(笑)。それでも被害者たちに大きな非があるわけではないので、やはり気の毒ですね。
今回の事件が広域にわたるため、各県の刑事が登場するのも見所のひとつかもしれません。
劇場版コナンの時に棒読みのモブ子供が出てくるのはお約束ですが、ゲスト声優のDAIGOも中々ひどかった。今作以降、こういうゲスト出演が恒例となっちゃうんですね。
とある謎解きの際に阿笠博士から「The Beatles」の解説がはいって、ちょっとテンション上がりましたね(笑)。少年探偵団によるアルバムのジャケがかわいらしかったなぁ。
黒の組織が関わっているだけあり、劇場版コナンの中ではけっこうシリアスな作品だと感じました。
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