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前科者のkazuのレビュー・感想・評価

前科者(2022年製作の映画)
3.8
保護司を始めて3年となる阿川佳代(有村架純)は、この仕事にやりがいを感じ、さまざまな前科者のために奔走する日々を送っていました。彼女が担当する物静かな前科者の工藤誠(森田剛)は順調な更生生活を送り、佳代も誠が社会人として自立する日を楽しみにしていました。そんな誠が忽然と姿を消し、ふたたび警察に追われる身となってしまいます。その頃、街では連続殺人事件が発生し、捜査が進むにつれ佳代の過去や、彼女が保護司という仕事を選んだ理由が明らかになっていきます。。。

前科者の生きる権利。すごくデリケートな内容です。作品としては役所広司の『すばらしき世界』に近く、根底は重いテーマなんですが、佳代の奮闘ぶりが中和剤となって優しい感じに仕上がってます🙂

有村架純は地味な役どころで、なかなか頑張っているし、森田剛がハマリ役で素晴らしい~元々、ジャニーズ顔じゃないのが良かったのか?映画『ヒメアノ~ル』でも見せたダークな感じはお見事です🥳

元はドラマ(全6話)の映画版なんですが、ドラマを観ていなくても問題ありません(ドラマも面白いです)

元保護観察対象者、みどり(石橋静河)とのやり取りも、愛が感じられてグッときます🤣
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