まーしー

パウ・パトロール ザ・ムービーのまーしーのレビュー・感想・評価

3.5
ジェームズ・マカヴォイやキーラ・ナイトレイなどのセレブたちをはじめ、世界中で人気を博しているカナダ制作アニメ「パウ・パトロール」の劇場版。
アドベンチャーシティを舞台に、新たに就任した市長が次々に起こすトラブルを解決するため、子犬たちのレスキュー隊「パウ・パトロール」の活躍を描く。

Netflixでも配信されているアニメは未見。だが、子ども向けアニメと思って侮ることなかれ。本作は大人でも十分に楽しめる内容であり、かつ映像も美しい。

そもそも、「パウ・パトロール」の子犬たちのキャラ立ちが素晴らしい。少年1人と子犬6匹のレギュラー陣に新キャラ・リバティを加えた大所帯であるにもかかわらず、初見でも混乱はなかった。
そして、とても解りやすい勧善懲悪の内容。
トラブルを起こす市長は悪者扱い。一方、トラブルを‟パウッ“と解決する「パウ・パトロール」は英雄扱い。このシンプルな二項対立が内容をより明快にしている。

とは言え、「単純な作品」という言葉で片づけるには惜しい。
トラブルを解決するにあたり、仲間との共同作業(チームワーク)の大切さが示唆されており、見かけ以上に内容は深い。
それぞれの得意分野があるからこそ助け合い、補い合って行うレスキュー活動。助け合い・補い合いの精神はレスキュー活動のみならず、家族や他の組織にも当てはまるのではないだろうか。
その忘れかけていた精神に触れた私は、不覚にもウルっと来てしまった。

以上のとおり、子どもにはもちろん、大人の方でもご覧になれる作品。
ただ、劇場内はほとんどが子ども連れの家族だった。
ちなみに、新キャラのリバティの吹替えは元モーニング娘の安倍なつみ。