映画の冒頭で、このアパートの住人のおばあさんをテレビの取材班がインタビューをしている様子が現れるが、ここにこの作品を観る者へのメッセージが含まれていたと思う。テレビのインタビューアーは、おばあさんに…
>>続きを読む国際スポーツイベントに日常生活を困窮へと追いやられた都営アパートの住民たちが映し出される。強制退去という行政の対応はあまりに冷たく五輪憲章とは程遠い。私たちは知らなかった祭りの "陰" を見過ごして…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「もう2回も汚いみっともないアパートって言われてるんですよ」
みたいな言葉でおばあさんが仰っていたことがすごく心に残ってる。
純粋に、アンケートに「移転したくない」の選択肢がないこととか、いろいろ…
ただ、国とか都のやり方を批判するためとか、皮肉るとかそういう映画じゃない気がした。
記憶を記録としてアーカイブしておくための、そこに住む高齢者の方々の気持ちを思って苦しくなる場面もあるけれど、淡々と…
簡単に評価つけられないけど、この映画の総合評価を下げたくなくて5にした。
住民の生活も引っ越すのが大変だっていう思いも「壊す」のは簡単なんだよ。高齢の方が掃除、引越し作業してるのを見てハラハラした…
考えさせられるものはある。
公務員に見てほしい。
公共事業で人生を変えさせられる人達がいる。
特に高齢者の引っ越しは見てて辛い。
身体障害者の人も。
けど、監督が言っていた転居先徒歩5分ってのは東京…
映画としては可もなし不可もなしを絵に描いたような・・。
障害者の叔父さんがリヤカーで引っ越し。どこまで運ぶのか気になるのだが、その描写もなし。
それに、都営アパートの環境や外観特性がわかりずらい。…
あの団地がなくなること、その後どうなったのかは大きくニュースにはならなかった。どこかで小骨のように気になっていたことを知れてよかった。
オリンピックにより転居を余儀なくされた人々の暮らしを、淡々と…
©Shinya Aoyama