序盤はまるでウォールフラワーを見ているかのようだった。エヴァンがいるのってもしかしてチャーリーが卒業した学校？とか考えて勝手にちょっと嬉しくなったりした。（ウォールフラワー大好き人間だから）
Sincerely Meとか楽しすぎたよね！コナーがあんなに歌えて踊れるなんてびっくりだったし！
どの歌もセリフから流れるように自然に変わっていたのが印象的。歌っているというより、ただ言いたいことをメロディーにのせている。
そう、そのほうが上手く伝えられるから。
たとえば歌の中でなら愛してるって言葉さえサラッと言えちゃう。そんな感じで、あくまでメロディーは脇役だった。
そしてきっとほとんど生歌なんだよね。
ベンプラットはさすがの一言。あとアマンドラがThe Eddyのときより全然歌えてて良かった。
ストーリーは想像以上に深く、重みがあった。
もっと軽く見られるものと思っていたから。
本当に多くのメッセージが込められていた。
いや、次から次へと、込められすぎて困った。
待って待ってと言わんばかりに、一時停止して、
感情の整理をする時間が本当に欲しかった。
今までになく言葉にできない、複雑な感情。
たとえ独りじゃなくても、笑っていても
心は誰にも見えないから。
ラストはそうなるべきところに落ち着いた。
楽しかったそれまでが嘘のように消えた。
でも、最後の"事実"があったおかげで
少しは報われた気がする。
見終わった後に、こんなに感情がまとまらないなんて、まったく想像できなかった。
もしミュージカルだからと見ない人がいるなら、それはものすごくもったいないこと。
それだけは断言できる。
