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ことの成り行きのyuniのレビュー・感想・評価

ことの成り行き(2018年製作の映画)
3.5
EUフィルムデーズ2021にて鑑賞。万引きなどの罪により少年院に入れられた主人公アンドレイ。最初の頃はルームメイトと親しくなったり良心は持っていたけど、少年院の中でもリーダーのような存在のジェルコに惹かれるようになってからは盗みを働くように頼まれ続け仲の良かったはずのルームメイトからもお金をよこすように脅していてまるで別人に変わっていた…。そんな危ない関係でもアンドレイはジェルコに恋心を抱いていたのは事実で、自分に盗みの罪をなすりつけようと利用していたことに気づいた時アンドレイはとても悲しそうで切なかった。アンドレイではなく盗んできたお金にしか興味がないかのようなジェルコの扱いの酷さがラストにかけて表に出てくるのがまた苦しい。これで終わり?と言うシーンで突然終わってしまうのが余計にアンドレイへの救いが無さそうな展開がずっと続くのかと思わせてくる…
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