観て参りました~。金曜日の2本目です。とても気になってた作品。
感想は...いやぁ~観ててきつかった。虐待のシーンとか特に。けど、他の人にも観て欲しい作品でした。こういう問題に対して、まず知って関心を持つということが大事だと思います。
内容は...「児童相談所と虐待の話」です。非常に重いテーマ。「189(いちはやく)」とは児童相談所虐待対応ダイヤルの番号です。知りませんでした。観ていてとてもフィクションだとは思えなかったです。きつかったですし、虐待のシーンなんて涙出ました。
物語は初っぱなめいちゃんという女の子が一時保育所から家に帰された翌日に親に殺されてしまいます。その家に帰される時も必死に嫌だ!嫌だ!と抵抗していて胸が痛かったです。新人職員の大河くんは心が折れて辞めようとしますが、新たに星羅ちゃんという女の子がひどい虐待を受けている事を知り、助けようと奔走します。
観ながらどうしたらいいのかずっと考えてましたが、どうしたらいいのかわかりません。よく虐待によって子供が亡くなったら児相が叩かれますよね。けど、そうじゃないんですよ。一番悪いのはゴミみたいな親です。児相も人を増やせば解決じゃないし、一時保育所も入居出来ないくらいいっぱいいっぱいだし。それよりも仕事がきつかったり、精神病んで辞めたりとか日常茶飯事だと思いますし。僕は多分すぐ精神逝くと思います。
やはり、法律の改正等しかないですよね。日本はまだまだ親が絶対。親が強い。そして、児相には捜査権等の力が無いです。これらを法改正して変えていくしかないと思います。正直、国会で裏金どうのこうのとか下らない事やってないでこういう問題早く整備して欲しい。後は避妊薬を手軽に手に入るようにするとか?(悪用する人もいるかもしれませんが)これくらいしか思いつきませんでした。そして、劇中でも居ましたがやる気のない職員や幹部が1人でも居たら子供の命が消えていきます。
ホントに何で虐待する親って子供を意地でも連れて帰ろうとするんだろ?言葉は悪いけど、邪魔だから捨てる!って方が子供は幸せになれるのに。ホントに星羅ちゃんは良かった。あんなの泣いちゃうよ。
189って番号、忘れません。1人でも悲しい子供が減りますように。
以下、細かいこと
中山優馬くんとても良かったです。大河くんみたいな熱い思いを持った人じゃないとやっていけないかもしれません。映画だけど、助かってホントに良かった。
夏菜好きなんですよ~。やっぱ結婚して色気増しましたよね。弁護士さんも居た方が圧倒的に有利なんでしょうが、人員確保が大変そう。やっぱ法律の専門家って強いですね。
星羅ちゃん役の子とかめちゃくちゃうまかったなぁ。ホントに観ててきつかった。ママは守ろうとするんだなぁ...。子供はちゃんとみているって事。
唐突なコロッケに笑いました。唯一の笑い所。
矢柴さん演じる中井という職員は最初から最後までやる気のないゴミみたいな職員でしたね。星羅ちゃんを家に帰すってシーンでため息でました。
灯敦生さん?存じあげませんでしたが、すごい女優さんですね。もうゾーンに入ってるんじゃないか?って。
吉沢悠くんのゴミみたいな父親。うますぎるって。メガネ外すのがホントに怖かった。ああいう人に限って外面いいんですよね。仕事にコンプレックス持ってたのか?パラリーガルでドヤ顔してたり。けど、実家のシーンで自分も同じようにして育てられたのか?ってわかるシーンはありましたよね。
最後に、何でこんなレビュー数少ないの!?もっと多くの人に観て欲しいです。Twitterでこの映画を観た後に感想を数行ですが書きました。その後、公式さんから返信をいただきました。正直、めちゃくちゃ嬉しかったです。公式さんも頑張っていますので、是非映画館で観て欲しい作品です。