砂漠版『ウィンド・リバー』と聞いて、これは見逃せないと鑑賞。
田舎のイヤ〜なところを煮詰めてコトコト煮込んだスープなんだけど、味付けが丁寧だから飲み干せる。苦々しい後味もあるけれど。
派手さはないが…
乾燥し切った大地に広がる、田舎の閉鎖的な結束力。
乾燥している土地なのに、住んでいる人々のじめっとしたあの感覚。
それがすごく嫌で堪らなかった。
徐々に解き明かされていく真相と、過去。
誰かが救い…
このレビューはネタバレを含みます
閉鎖的で排他的な町。住民だけの仲間意識に凝り固まっている。淡々とストーリーが進む。好きだなあ。丁寧に描写が進むのでミステリーとして途中で読めてしまうが。メインではなく脇役の人の嘘も長く続けていると本…
>>続きを読むオーストラリアの広大さと、旱魃の悲惨さみたいなものは日本では想像しづらいけど
そういうのをガツンと見せてくれる上にミステリーとしてもドキドキした
水がないと人はイライラする
全員犯人に見えてくる
そ…
映画『乾きと偽り』
連邦警察官になり、20年ぶりに故郷に帰ってきた主人公フォーク。
彼はある事件で疑われ、故郷を追われた過去がある。
故郷に帰って来たのは、親友だったルークが妻と子と無理心中して、…
メルボルンの連邦警察官として働くアーロン・フォークは、家族を惨殺した後、自殺したとされる親友ルークの葬儀に参列するため、20年ぶりに帰郷した。ルークの両親にせがまれ、親友が犯した事件の真相を調べるこ…
>>続きを読む旧友が無理心中した報せを受け、故郷に戻った警察官。
捜査を続けるうちに過去に起きたある事件と対峙し思わぬ真相が…
ひび割れた大地、枯れ果てた草木、干上がった湖。
それらが人の心を乾かせ観る者すら疑心…
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