天津甘栗

スケーターガールの天津甘栗のレビュー・感想・評価

スケーターガール(2021年製作の映画)
3.6
スケボーを反体制、自由意志、そして未来への前進の象徴として描いた作品。

江戸時代のような因習が2020年現在も生きているインドの田舎町。
仕事、結婚、出産。主義主張を一切尊重されず生きてきた母親の娘へかける言葉が重たかった。
運命は予め決まっており、運命には何人たりとも抗えない。ただソツなく流れに身を任せるのみ。それがこのお母さんの人生観。
人生は自らの選択と行動で切り拓くものなどとは思いもしないのだ。夢?なにそれ美味しいの?

『スラムドック$ミリオネア』でもキーワードだった「運命」。↑はインドの人の感覚なのかな。選択の余地がない貧困生活から?宗教思想の影響から?いつかしっかり学んでみたいです。

実際にパークを作っちゃって子供たちへスケボーという夢を与えた本作。
子供に機会を与えるという事は未来を創る事。尊い。
天津甘栗

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