舞台は1954年、デトロイト。何やらワケありの男たちが引き受けることになる一見簡単な依頼、しかしその裏にはやっぱり陰謀が、というところから始まる話。スティーヴン・ソダーバーグが贈るクライム映画。
ドン・チードル、ベニチオ・デル・トロを筆頭に名の知れたキャストが揃い踏み。カメオ出演がもはやお馴染みとなってる気がする「あの」俳優も、ってのはまぁ見てのお楽しみってことで。上映開始からすぐに舞い込む裏社会での簡単な仕事、かと思いきやもちろんそんな簡単には済まないもんで、そこから始まるのが騙し合い。やがて巨大な陰謀というのも徐々に見えてくる、という流れ。とりあえずスルスルッと見れてしまうけども後半へ進むにつれてようやく主題が見えてくる印象。何やら人物名もその思惑も増えていって、またそれが足早なもんでちょっとこんがらがるってのが正直なところ。一回見ただけだと把握しきれないかもねーという感じ。
今作には時代背景やら何やらが関係してるのかも、てかちゃんと調べてはいないけど、これは史実になぞったストーリーなのかも。そこにあるのは自動車業界のあれこれ、「こーゆー歴史の中で、こーゆーことがあったかもね」みたいなやつ。てなわけでたぶん前情報を少し入れてから見たほうが楽しめるんじゃないかと思う。ソダーバーグ監督作品にしてはちょっとまとめきれてない印象を受けたからまぁこのくらいの点数で。あと『オーシャンズ』シリーズや『ローガン・ラッキー』みたいな単純明快みたいなのを期待しても肩すかしをくらうと思うよん。おしまい。