また、ドストライクな作品に出会えて嬉しい…
この映画のタイトルが描く
"旅先"は、
観光スポットではなく、その土地の、"日常"。
旅は観光地より、その国の生活を感じられる街を歩くのがずっと好き。
映画でも、この、日常を描く感覚が大好きだから、
観ながら、大好きな映画
『ナイトオンザプラネット』や
『smoke』と重ねてた。
まず、夜と朝、っていうのがたまらなくいい…
夜、朝の景色。
活動している人がいることへの安心感と、
静けさの中に感じる人々の暮らし。
同じ、その"時"に世界と繋がっている安堵感。
そして、これまた大好きな作家さん江國香織さんのエッセイ『旅ドロップ』とも重ねてました。
特に、『日帰り旅行の距離と時間』の章の表現が大好きなのだけれど、まさに、それともすごく通じるところがあって。
これまたわかる〜と。
(この映画お好きな方には、是非この本もお勧めします^^)
わかる、わかる〜ってなったところがたくさん。
小説、詩のようで、声も音楽もいい。
夜に絶妙に合う。
今日みたいに、雨の日の深夜にいい。
気になる方は、1人で深夜に、是非^^
最後に、好きな表現をメモー
『夜と朝の間に差し掛かろうとしていた』
『上空にはまだ夜の霧が残っていて
雲の切間から 朝の予感が顔を覗かせる
トラムには まだ乗っていない
サンフランシスコの1日がはじまろうとしていた』