ゆりな

場所はいつも旅先だったのゆりなのレビュー・感想・評価

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)
4.0
「ドアを一歩出れば旅である。そう思うと、旅と言うのは暮らしによってできているなぁと分かる。
遠かろうと近かろうと、旅であるか否かに関係はない。歩いて、見て、聞き、感じ。出会い、観察するという意識を常に働かせること。それは普段、自分たちの日々の暮らしを豊かにする工夫の基本でもある。

旅に種類があるとしたら、どこか空間に向かうものと、時間に向かうものの違いくらいだろう。
それはほんのちょっとでも未知の場所ほ動けば、そこには必ず輝きが瞬いている、ということだ。
その輝きを美しいものとして、ひとつひとつ自分で拾い集めていくことに意味がある。」

私は本書を読んだときも同じ感想を漏らしていたけれど、朝が弱いので、サンフランシスコのカフェダイナーで始まる朝がうらやましい!
ベーコンエッグの朝食、おいしそう〜。
よく読んだ松浦弥太郎の海外の旅エッセイをそのまま映像で観られて、文章の美しさとはまた違って、いい感じ。

自分が台湾に行ったときはB級グルメというか、アメ横と変わらんなぁと思っていたけれど、色々な景色があるんだなぁ。
また今度は一人で食べ歩きしてみたくなった。

せっかくレンタルしたこともあり、次の日も繰り返し流していたのだけど、また定期的に観たい。

これを映画と評価すると賛否両論で割れるのは納得、だけどわたしは好きな世界観が詰まっていて、誰かとの旅じゃなく「一人」に意味を持たせてくれるので好きです。
ゆりな

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