全体的には今までのシリーズの雰囲気そのままで新作を作っている。
今までと比べてグロさがキツくなったように感じた。犯人の殺し方も過激だし、映し方もナイフが首に刺さって血が出て苦しんで死ぬまでをアップで長々と映している。
シリーズものであることを最大限に生かしたメタ発言は、今まで続けて来たからこその集大成。
終盤は本当に誰が犯人か、誰が死ぬか分からずにとても面白かった。制作者の思いをぜんぶ語っちゃって、それがとても説得力を持たせている。そこがフィクションでありながら、リアルさを感じる。
「作品」はフィクションだが、「作品」をつくる犯人はリアルといった感じ。
