トランスマスター

ビヨンド 4K レストア版のトランスマスターのレビュー・感想・評価

ビヨンド 4K レストア版(1981年製作の映画)
2.0
♯34(2025年)地獄が現世に侵食する恐怖の世界

サム・ライミや
クエンティン・タランティーノに影響を与えた
イタリア スプラッターの鬼才
ルチオ・フルチの作品

舞台は1981年ルイジアナにある廃墟のようなホテル
主人公はその物件を相続したブロンド美女ライザ。
ホテル営業を再開させるため屋敷の修繕に取り掛かるが、現場ではなぜか凄惨な事故や奇妙な出来事が続発する。さらに盲目の美女エミリーに屋敷を手放すよう響告される。
この屋敷には、かつて地獄の門を開けようとし画家の怨念が憑いていて…。

◆良い点/注目ポイント
・ストーリーが皆無で特殊メイクとゴア描写に全振りしているところが潔いです。
盲目のエミリーもヒロインに負けないくらい美人。
・目玉が飛び出す、耳をかじられる、酸で顔が溶ける、鎖で叩かれる、ガラスが刺さる、タランチュラに噛まれる、シェパードに噛まれるなど日時生活では命に別状が無さそうなアクシデントも全て死に直結します。

◆改善点
・ゾンビに拳銃で応戦するジョン医師が、ゾンビにはヘッドショットしか効かない事を学習せず、何度もボディを撃つのにイライラします。イタリアの学校では、ゾンビの弱点は頭と習わないのでしょうか?
またゾンビ化した三つ編みヘアのJKには躊躇いもなくヘッドショットをキメるところが驚きです。ハリウッド映画なら未成年と妊婦は安全が保障されています。

◆総括
・私はスプラッターとかホラー映画は苦手です。ゴア描写が作り物とわかってしまうのと、ストーリーが薄すぎてツッコミどころばかりに目がいってしまいます。
小学生の頃はTVでよく見ていましたが、大人になると映画の趣味は変わるんだなと思いました。

-2025年34本目-