青山

月光の囁きの青山のレビュー・感想・評価

月光の囁き(1999年製作の映画)
4.0

喜国雅彦の漫画が原作、スピッツが主題歌ということで気になっていた作品です。

高校生の日高は同じ剣道部で密かに想いを寄せていたサツキと付き合うことになるが、彼は実は変態だった......っ!!
というお話です(まじで)。

1999年の映画ですが、いい意味でもうちょい古そうな質感があって、雰囲気だけでご飯50杯はいけます。

お話も、最初の方で主人公がヒロインの服の匂いこっそり嗅ぐシーンとかでもうね......押見修造とかも好きなんでビンビン来ちゃいましたね。
案の定というか何というか、ほんとに序盤だけは純情爽やか青春恋愛ドラマだったのがどんどん変態的な方向に舵を切っていくのですが、どういうわけかそうなってからも純情感は薄れないというか、教科書みたいな恋じゃなくてあるがままの自分を曝け出していく彼らの不器用で歪な恋こそがピュアなんじゃないかなどと思わされたりしてしまいます。
それはそれとして主人公がクソキモいのと、ヒロインがクソエロいのと植松先輩がクソモブいので、「お前はよ死ねよ」「死ね犬」「めっちゃいいカラダしとるやん」「童貞殺しすぎやろ」「植松〜〜っ!!」などと応援上映しながら楽しく観れました。
てゆーかヒロインはマジでエロい。
スカートの長さが完璧だし、細いのに肉付きが良くて、おっぱいもそれ以上でも以下でも醒めてしまいそうなギリギリの夢を見せてくれます。
たぶん私が10代の頃に思い描いていた理想の女の子は彼女だったんだと思います。

そして、ラストがもう最高っす。つーかスピッツが最高っす。まさかスピッツのいつも聴いてるこの曲のイントロに「ピューンじゃねえよ!」って突っ込むことになるとは思ってませんでした......。
おもくそジャケ写になっちゃってるけどあのラストシーンの美しさったらないですよね。Anotherなら死んでた。
女の子にいじめられるのが好きなスピッツ好きの変態さんにオススメしたい映画!
青山

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