3時間の長尺だからか1日1回上映だけど、そしてこのシネコンの中では下から2番目くらいのキャパでの上映だけど八割くらい入ってました。
アルチュール・アラリさんという監督はよく知らなかったけど、エンドロールに「吉武美智子さんに捧ぐ」って出てきて。とりわけフランス映画界では人望の厚い方だったそうだし、諏訪敦彦さんの映画などでは特に重要な方。
と思ったら諏訪さんのジャン=ピエール・レオ映画『ライオンは今夜死ぬ』には役者として出演してるんですね。
視点を小野田寛郎さんの内面に限定することで静かな落ち着いた映画になってました。
現地の人たちにとったら、いつ襲われるかわからない熊(それも飛び道具を持った)と一緒に暮らすような30年だったわけで、たまったもんじゃなかったろうなと思いますが。