gock

ガンパウダー・ミルクシェイクのgockのレビュー・感想・評価

2.5
女殺し屋主人公(カレン・ギラン)が少女を救って犯罪組織を敵に回し、命を狙われる。主人公はママ(レナ・ヘディ)や、ママの昔の女殺し屋仲間たち(アンジェラ・バセット、ミシェール・ヨー、カーラ・グギノ)らと共に少女を護る。
主人公、仲間、守る対象……と、三世代すべて女で敵は全員男、というガールズ連帯アクション映画と言える。
BGMやスローモーションで顔面ドアップになったりとウエスタンっぽい。設定や描写など全体的に設定がマンガっぽい。『ジョン・ウィック』を更にマンガっぽくした感じ。
カレン・ギランや仲間の女性たちは敵の男達より数十倍強いので、中盤で主人公の両腕が麻痺した状態で戦うシーンが一番緊迫感あって良かった。
それとミシェール・ヨーが戦うシーンも数秒あるのだが、さすがに他の人よりもキレと姿勢が良すぎる!もうミシェール・ヨーが少女を護る『グロリア』みたいな映画にした方が良かったかもしれない。
楽しいけど、主人公たち女性達があまりにも強すぎて最後まで全くハラハラしなかった。
女性たちの連帯、悪い男達への逆襲を描くならもう少し「女性たちが犯罪組織を相手にして勝てるのか!?」という感じで強さのバランスを揃えた方がよかったかも。
というか味方はママだけで良くね?で、戦死するのもママの役割にして、ママの魂を受け継いだ主人公が敵を全滅させればよかったんじゃない?結局、敵を全滅させるのママたちだから「なんだかママたちが全部やってくれたなぁ」感が強い。多分、監督がレナ・ヘディやミシェール・ヨーやアンジェラ・バセットやカーラ・グギノのファンで暴れさせたかったんだろうね。

ブログに感想書きました
https://gock221b.hatenablog.com/entry/2022/08/21/170528
gock

gock