そめちゃん

ギャング・オブ・アメリカのそめちゃんのレビュー・感想・評価

ギャング・オブ・アメリカ(2021年製作の映画)
3.5
マークが少ないので迷った。ライターのデヴィッド・ストーンが伝説のマフィア、ランスキーにインタビューすることで物語が進む。過去を遡りながら、アル・カポネやラッキー・ルチアーノ、バグジーも登場し、派手な出入りはないのだか、興味深くて面白い。つくづくマフィアは恐ろしいものだ。

他のユーザーの感想・評価

シチュエーションが回顧録インタビューだからか年老いたランスキーをハーヴェイ・カイテルが好演。
hasshi

hasshiの感想・評価

3.8
大ものマフィアの回顧録だが、表層的な人物描写ではなく、内面的な人物描写に成功している。独白でなく、二つの物語が、縄をなうようで、妙味を演出していると思うが、多くの評価は、さほどでもない。なぜか。
確かに、ギャング映画の派手な抗争は薄い。しかし、社会がどのように動いていたのか、いや今でも、どのように動いているのか垣間見ることができる。金と銃で成り上がった話ではない。人はどんなに成功しても、満たせない心の奥底にあるモノに向き合わなくてはならない。才能により、一角の人間になることは素晴らしいが、そうでなくても、自分らしく生きぬくことの方が、より重要だと思わせてくれる名作だと思う。
mom

momの感想・評価

3.0
ハーヴェイ・カイテルもアナソフィア・ロブも年齢と共に顔つきが変わって、印象も随分違う。
カイテルは髪型や耳の形から竹下元首相に見えて気が散ってしまうw

ランスキーの語るカジノの成長とは裏腹に映画としての規模は小さく、チグハグな印象。
nago19

nago19の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルがギャング〜だから観るのが遅くなったけど原題はランスキー。ただのギャング物ではなく1人の男の人生と時代とアメリカの現在に続く物語。ハーヴェイカイテル好きだから好意的に見てしまうかもしれないけどお金はないと思う。イスラエルと障害のある息子のために使い切ったんだよね、きっと。政府も関与が当たり前。競馬が農水省管轄だったりパチンコ屋の換金が摘発されないのだって税金が入るから。〈この世は白と黒でなくグレーの濃淡で出来ている〉この言葉に尽きる。
ハーヴェイ・カイテルの演技がむちゃくちゃよい。ギャング映画というより、ある時代の歴史を描いている、秀作
アメリカ史上最悪と言われるマフィア、ランスキーの生涯の自叙伝を描くことになったライターの実話をベースにしたストーリー。アメリカのマフィアと言えばアルカポネやルチアーノがまず最初に出てくるがそのボスにも大きく関わった人物が最近まで生きて過去を語っていたのには驚いた。そしてこの極悪非道なマフィアも晩年は、ただのライターに心を開き自叙伝を書かせることに。しかし実際は映画にあるような資産はなく非常に質素でありまた、妻以外の女性と歩くこともなかったという、マフィアのイメージとは程遠い少し親近感の湧く人柄もあったようだ。
2023/2/18WOWOWで鑑賞

見る前の印象が良い意味で裏切られた。😀
何処までが本当かはわからないけれどゴッドファーザーとダブるところが有りかなりのリアリティを感じることができた。
マフィアが暴力から経済ヤクザに変わっていく様が非常に興味深い。
1人の数字に強い天才が変えていく。
力だけの男は淘汰されていく。
この辺は仁義なき戦いなんかでも同じ構造。
しかし嫌になるのは1930年代、40年代。
日本は戦争突入や敗戦でボロボロだったのにアメリカではカジノやなんやとキンキラでウハウハやったんやと思うと見るのは少し辛くなる。😅
ryoco

ryocoの感想・評価

3.5
常人離れしてるのに人間臭く 友情深い
やっぱギャングやマフィアのトップは格好良い
Rodriguez

Rodriguezの感想・評価

3.7
マイヤー・ランスキーという実在のマフィアが辿った歴史は、ランスキーら経済ヤクザがラスベガスを造ったということか。
『ゴッドファーザー』の時代にもリンクするね。
しかしタイトルがなあ、この作品に無用な世界観を植え付けてるし、原題を尊重して『ランスキーの一生』とかにすれば良いのに。
100shimo

100shimoの感想・評価

3.0
伝説のマフィア、カジノを作った男マイヤー・ランスキーの物語。
名優ハーヴェイ・カイテルを観たくて鑑賞しましたが、もうすっかりおじいちゃんですね。
90年代からナイスミドルだったので当然ですが、こうやってまだ現役で頑張ってくれていると嬉しくなります。
ランスキーがその頭脳を武器に成り上がっていく様がマフィア映画の醍醐味ですね。
相棒のバグジーも91年に映画化されていて、ハーヴェイ・カイテルが出演しています。こちらもチェックしなくては、ですね。
ちなみに、今作でランスキーにインタビューをする作家のモデルになったのは監督のエタン・ロッカウェイのお父さんとのことです。
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2.5

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2.0

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3.5

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3.0

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4.0

調子の良い木村佳乃にイライラさせられました、冷静な吉田羊に同情したり、それに織本順吉に少し泣かされました。