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ギャング・オブ・アメリカのryocoのレビュー・感想・評価

ギャング・オブ・アメリカ(2021年製作の映画)
3.5
常人離れしてるのに人間臭く 友情深い
やっぱギャングやマフィアのトップは格好良い

他のユーザーの感想・評価

nago19

nago19の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルがギャング〜だから観るのが遅くなったけど原題はランスキー。ただのギャング物ではなく1人の男の人生と時代とアメリカの現在に続く物語。ハーヴェイカイテル好きだから好意的に見てしまうかもしれないけどお金はないと思う。イスラエルと障害のある息子のために使い切ったんだよね、きっと。政府も関与が当たり前。競馬が農水省管轄だったりパチンコ屋の換金が摘発されないのだって税金が入るから。〈この世は白と黒でなくグレーの濃淡で出来ている〉この言葉に尽きる。
ハーヴェイ・カイテルの演技がむちゃくちゃよい。ギャング映画というより、ある時代の歴史を描いている、秀作
マークが少ないので迷った。ライターのデヴィッド・ストーンが伝説のマフィア、ランスキーにインタビューすることで物語が進む。過去を遡りながら、アル・カポネやラッキー・ルチアーノ、バグジーも登場し、派手な出入りはないのだか、興味深くて面白い。つくづくマフィアは恐ろしいものだ。
アメリカ史上最悪と言われるマフィア、ランスキーの生涯の自叙伝を描くことになったライターの実話をベースにしたストーリー。アメリカのマフィアと言えばアルカポネやルチアーノがまず最初に出てくるがそのボスにも大きく関わった人物が最近まで生きて過去を語っていたのには驚いた。そしてこの極悪非道なマフィアも晩年は、ただのライターに心を開き自叙伝を書かせることに。しかし実際は映画にあるような資産はなく非常に質素でありまた、妻以外の女性と歩くこともなかったという、マフィアのイメージとは程遠い少し親近感の湧く人柄もあったようだ。
2023/2/18WOWOWで鑑賞

見る前の印象が良い意味で裏切られた。😀
何処までが本当かはわからないけれどゴッドファーザーとダブるところが有りかなりのリアリティを感じることができた。
マフィアが暴力から経済ヤクザに変わっていく様が非常に興味深い。
1人の数字に強い天才が変えていく。
力だけの男は淘汰されていく。
この辺は仁義なき戦いなんかでも同じ構造。
しかし嫌になるのは1930年代、40年代。
日本は戦争突入や敗戦でボロボロだったのにアメリカではカジノやなんやとキンキラでウハウハやったんやと思うと見るのは少し辛くなる。😅
Rodriguez

Rodriguezの感想・評価

3.7
マイヤー・ランスキーという実在のマフィアが辿った歴史は、ランスキーら経済ヤクザがラスベガスを造ったということか。
『ゴッドファーザー』の時代にもリンクするね。
しかしタイトルがなあ、この作品に無用な世界観を植え付けてるし、原題を尊重して『ランスキーの一生』とかにすれば良いのに。
100shimo

100shimoの感想・評価

3.0
伝説のマフィア、カジノを作った男マイヤー・ランスキーの物語。
名優ハーヴェイ・カイテルを観たくて鑑賞しましたが、もうすっかりおじいちゃんですね。
90年代からナイスミドルだったので当然ですが、こうやってまだ現役で頑張ってくれていると嬉しくなります。
ランスキーがその頭脳を武器に成り上がっていく様がマフィア映画の醍醐味ですね。
相棒のバグジーも91年に映画化されていて、ハーヴェイ・カイテルが出演しています。こちらもチェックしなくては、ですね。
ちなみに、今作でランスキーにインタビューをする作家のモデルになったのは監督のエタン・ロッカウェイのお父さんとのことです。
Fisherman

Fishermanの感想・評価

3.5
作家のインタビュー形式ストーリーが進むので淡々とした中、ラストシーンが強烈なインパクトを残す。
ハーヴェイ・カイテルの役者としての円熟の集大成に見えた。
実在した大物ギャングのマイヤー・ランスキーの伝記映画であり、どこまでが事実かは分からないが、ギャングだと言うことでユダヤ人でありながら祖国にも見捨てられ、家族との幸せも得られなかったランスキー。
作家デヴィットに語った「帰れ、家族の元へ、私を思い出せ」と言う言葉が重い。
いかにものタイトルでマフィアギャングドンパチ物を期待してみたんだけど、マフィアの親分の伝記的な静かな物語だった。原題はランスキー、確かにそれじゃね。でもマフィア物好きとしては聞いたこともなかった伝説の大物ランスキーを知ることができたのが収穫。
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