mam

スターダストのmamのネタバレレビュー・内容・結末

スターダスト(2020年製作の映画)
2.2

このレビューはネタバレを含みます

これはなかなかにヒドい仕上がり...。

「世界を売った男」の評判がよろしくなく全米でプロモーション展開しようとマーキュリーの人がボウイ様にドサ回りさせるという観ていて辛くなるお話。

イギーもアンディも出てきはしないし、ルーだと思って話してたのもダグ・ユールだったのよ、脱退してるから...。

兄と親戚3人が精神病患者だったというのは知らなかったので、いつか自分もそうなるんじゃないかと怯える気持ちはわかる...。

ダンカン・ジョーンズお腹に入ってる腹パンなアンジーちゃん。

帰国後から、RCA移籍や「ハンキー・ドリー」はブッ飛ばして、いきなり「ジギー・スターダスト」のステージに(しかも超チープ)
♪ I wish you wouldのカバーのやつで何とか苦しまぎれに終わるのよ。

一体何を伝えたかったのか...。

非公認で楽曲使えないのと、売れない時期の鬱々とした作品というのがモリッシーのと似てたので、もしかしたら...と思い観たけどダメだった。

2023-67

他のユーザーの感想・評価

hak

hakの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

 ボウイサイドから楽曲の使用許可を得られなかったこの作品は、冒頭で空港職員にDBであることを剥奪されて以降、DBの映画ではなくなる。この作品のDBはデヴィッド・ボウイではないし、たぶんドラゴン・ボールでもないように思う。それゆえに、伝記映画に纏いつかざるを得ないミュージアム性を排しているために、結果として、この作品は″伝記映画″ではなく″映画″としての両足を獲得してしまっている。
 そうなると今度は、「DBの映画」というフィルターこそが、この作品の最大の足枷になってくる。つまるところ、この作品で描かれるDBの不遇という物語は、この作品そのものの置かれている立場であり、作中でインタビュアーたちが繰り返す「DBとは誰?」という問いにDB自身は明確に答えることが出来ず、次第にDB自身もDBが何かがわからなくなっていく。常にDBは、DB以外のアーティストの名前に例えられ続け、そうでなければ誰かと誰かの名前の間に配置され続ける。
 僕には、この作品でDBが旅していた場所が、アメリカであるとは思えなかった。共通言語としてのアメリカが、こんなにも見通しが悪い場所であり、全く景色が開けておらず、こんなにも小さな国であるはずがない。DBが旅していたのは、内障世界のアメリカである。アメリカに来たばかりのDBのことを周囲に説明するときに、彼の奥さんが言った言葉は「DB is DB!」であった。
 これは、とても不思議な作品であるように思う。ボウイであり、ボウイではないDBの映画。こんなにも、求められていた映画からは見離されたものによって作られたこの作品が、こんなにもこの映画を輝かせているということに。
ユキ

ユキの感想・評価

-
俳優さんはかなり似ていて、そこは良いのだけど、兄の病気のことや、それがジギー・スターダスト誕生に繋がった、みたいな描かれ方は、何か誤解を生むんじゃないかと思った。
アンジーさんが良い人として描かれてるのはよかった。
yuukite

yuukiteの感想・評価

3.0
配信で。どんなものかと観てみたが、それほどつまらなくもない。ジェナマローンがなかなか良かった。腹違いの兄テリーとの話が軸に少し変わった切り取り方。テレビドラマ風の作り。
ysak

ysakの感想・評価

2.6
ボウイ好きなので一応。単に迷走期と言い切るのもなんだろけど、空回りが続く。もうちょいやりようあるんじゃないかな。
K2

K2の感想・評価

2.7
ストーリー的にはタイトルは
「スターダスト」ではなく
「世界を売った男」では?
ボウイフリークとして観る前にハードルを上げすぎて失敗した。
全体的に暗い。デヴィッド・ボウイさんが好きなので楽しみにしてたんだけどちょっとがっかり😥なによりデヴィッド・ボウイさんの曲が出てこない!なので私はこの映画を売れないミュージシャンのロードムービーとして観た。でも、それでも退屈だった。だって暗いから。終盤もめっちゃ飛ぶし、色々とダメでした。お兄さんのことも上手く活かされてない。期待してただけに正直がっかり。結構低予算映画なのかな。
もっとも好きなアーティストを描かれた、もっとも楽しみにしてた映画は、もっとも期待外れでした。
BB0421

BB0421の感想・評価

3.8
これはちょっと問題作。酷評してる人達は多分「ボヘミアン・ラプソディー」みたいなのを期待してたんだろうけど、遺族から楽曲の使用許可が降りなかったとの事で、この結果は致し方無い。ただそれでも、ロックスターは道化であるという事にいち早く気付いていた先見性や、表現者としての苦悩、謎めいたデヴィッド・ボウイという男の頭の中を垣間見れたようで、なかなか興味深い内容。ボウイよりもむしろ、ヴェルヴェッツやTレックスを聴き直したくなった。俺は好きです。
SNL

SNLの感想・評価

3.5
最初に 「ほとんどフィクション」と出る

ボウイ遺族から楽曲使用許可が降りなかった映画 ということに興味を持って再生

当時のボウイの苦悩に寄り添える気がする映画だった。

主演のジョニーフリンが素晴らしい。この俳優さん Emmaっていう映画では魅力ないと思った俳優さんだった。

どこが創作かどこが遺族に反感持たれたのか 後でじっくりwikiで調べて追記するとして

わたしは今
The man who sold the worldをステレオで大音量でご機嫌に聞いている。このアルバム、以前聞いた時 なんじゃこりゃって思ったアルバムだった。
この映画のおかげで一気に意味のあるアルバムになった。

最後に創作してたのは The Rise and Fall of Ziggy Stardust なのかな?イヤ やっぱ Hunky Doryだなきっと。アンディウォーホールって曲がある。これも映画のボウイの気持ちを想像しながら聴くの楽しみ。
(ウォーホールとの対面の逸話はこちら
https://rockinon.com/news/detail/196652
1971年の初対面でHunky Dory手渡したらしい。となると、帰国後に書いたのはスターダストやね)

静 部分が長すぎたとは思うけど ボウイの心情を丁寧に描いてたと思う(フィクションだが)

ネタバレ↓





















遺伝的に精神病を発病するかもしれないという苦悩

ググってみたらあのロードトリップは事実じゃなかったのかも知れない。「アンディウォーホールに会った」「記者に会った」「ラジオに出た」などのピースの隙間を想像で埋めたんだね。フィクションって言ってるし わたしは好きだなこの映画。

イギリス側がvisaを取りわすれた
これの真実は知りたい
visaをきちんと取れていたらライブができていたのか?そこ興味ある

ボウイはマーキュリーレコードからRCAに移籍しちゃった。ロンさんお疲れ様です

中で使われた楽曲はボウイが当時カバーした曲たち
Bowie's estate did not approve the film and did not grant rights to use Bowie's music.[7] Instead, Stardust has Bowie performing covers the real Bowie performed in this period, such as "I Wish You Would" by The Yardbirds and "Amsterdam" by Jacques Brel.[8]

ロンさん ボウイをプッシュしてた手紙 初アメリカの初夜は家族と過ごした。
ロンさんはマーキュリーレコードからコロンビアに移籍したらしい
https://davidbowieautograph.com/close-but-no-cigar/f/mercury-records-re-space-oddity

テリーについて
https://faroutmagazine.co.uk/influence-david-bowie-brother-terry-burns/

この映画の前にも、兄の精神病と自殺(この映画ではまだ)は知る人には知られてたんだ
https://www.vice.com/en/article/kwzy7e/rip-david-bowie-gavin-haynes-828

でも映画にして、一気にテリーについてのサイトが増えた感じなのでやはり遺族は気持ちのいいもんじゃないよね、たしかに。

妻のアンジーも、ロンの弟も、この映画に怒ってる、と。
https://www.thesun.co.uk/tvandshowbiz/13691401/david-bowie-movie-stardust-bitter-row/

ウォーホールが撮影したボウイの動画
https://amass.jp/91383/

ボウイがルーリードと思い込んで違うメンバーとお話しする逸話はググってもヒットしなかった

100インチスクリーン5チャンネル音声 一人で鑑賞

これ書き終えるのに 3アルバム目のジギースターダストになってた。
ソニー

ソニーの感想・評価

2.4
デビッド・ボウイがスターになる前の話。
権利の関係なのかデビッド・ボウイの曲がほぼ(?)聞けない。
近年、公開されるミュージシャンの半生を映画化するもので、こんなに消化不良なものはなかったな。

が、あんなに苦労があったのかと知られて良かった。当時、ジェンダーレスな雰囲気で舞台に立つなんて批判・嫌悪も受けただろう。

ただガンガン曲を流してほしかった。
2023014
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3.3

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2023-143