つるみん

手紙と線路と小さな奇跡のつるみんのレビュー・感想・評価

手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)
4.2
【いってきます】

『Be with you』のイ・ジャンフン監督最新作。パク・ジョンミンを主役に起き、イ・ソンミンやユナも出演している感動ヒューマンドラマ。

めちゃくちゃ笑ったし、めちゃくちゃ泣いた。姉弟愛、家族愛、地元愛。とても温かく、そして優しい物語。

イ・ジャンフン監督なので優しいテイストで描かれるのは分かっていたが、あんなにも笑いのセンスがある監督さんだとは思わなかった。キャラクターがそれぞれ活きてるし、笑いに差し掛かるタイミングやノリツッコミのテンポが良い。田舎、そして80年代ならではの古臭さも良くて、テーマソングの『Reality』も最高。

主演のパク・ジョンミンを高校生として見ろと言われればちょいと無理があるが、ユナは高校生に見えてしまう。ていうか可愛すぎる。あんなお顔立ちなのに、田舎っ子というギャップが良い。この2人のピュア過ぎる恋愛もめちゃくちゃ良かった。

そして今回、お姉さん役を演じたイ・スギョンの存在感も大事。もちろんお父さん役のイ・ソンミンは文句なし。大事な告白のシーンは、やっぱり大根役者なんかに任せられない。イ・ソンミンの堂々たる演技っぷりが本作の評価を上げていた。

ベタベタな演出でも良いのよ。
製作費だけやたらかけたハリウッドよりのCGバケモン韓国映画より、こういうのをもっと作ってくれ。
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