(耳の聞こえない主人公がたまたま出会ってしまった)殺人鬼から逃げる夜
母と旅行に出る事を楽しみにしていた矢先殺人鬼に遭遇する主人公。母、殺人鬼に襲われた女性とその兄も巻き込み恐怖の一夜が始まります。
殺人鬼に追っかけ回されるというただでさえ辛いシチュエーションに、耳が聴こえない・うまく話せない、という事で更に困難な状況に追い込まれてしまう演出が良かったです。
音がなると光るライト(接近の警告灯)を使った侵入・接近表現、耳が聴こえない=うまく話せない事での周りの協力が得られない、どころか殺人鬼が周りを利用したりもしてしまう…など
そんな状況で怖いながらも必死で逃げて抵抗する主人公。勇気があって聡明で(心が)強い。(そしてかわいい)
人の為に行動して命をかけられる彼女を応援する映画でした。
余談
殺人鬼は背景を感じさせる言動も少しありつつも、ほぼ舞台装置的な感じ。結構短慮な言動もあって、韓国映画あるあるの無能な警官にも助けられてたりして小物感も。それでも目や顔つきなどのビジュアルは殺人鬼として十分。予告編にもある、主人公に気づかれずに真後ろにいる所などは怖かったです。
殺人鬼に襲われた妹を探す兄(元海兵隊)もムキムキシスコンマンでかっこよくて好き。
そしてお母さん。娘との旅行に心ウキウキ!なところがかわいかったり、娘の為に右往左往したりして涙するところがかわいそうだったり、良いキャラ。
登場人物は少ないものの主人公以外もキャラが立ってて良かったです