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殺人鬼から逃げる夜のkuのレビュー・感想・評価

殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)
3.8
聴覚をうまく使ったスリラー映画。

内容は、凄惨な連続殺人事件に騒然とする街。ある夜、聴覚障害を持つギョンミは、ドシクが犯行におよんでいる姿を帰宅途中に目撃し、それが原因でドシクから新たなターゲットとして狙われる。ギョンミは、母にも危険が迫っていることを知り、知恵と自慢の脚力を生かしてドシクに立ち向かっていく......というもの。

聴覚障害で耳が聞こえないぶん、音を感知するセンサーや、音をキャッチすると点灯するライトなどで殺人鬼を察知する所が面白かったです。また、ギョンミと同じように聴覚を遮断されるシーンがあるのですが、足音が聞こえないため、気づいたら背後に殺人鬼がいた時はビビりましたね。

今作は逃げるシーンが多くて、全体の7割くらいは追いかけっこしてましたね。夜の街なのに、こんなに人がいないのかってくらいすれ違う人がいないし、普通に刃物持って追いかけっこしてるもんだから、通行人に見られるとは思ってないんですかね。あと、ラストの殺人鬼のタフさには笑っちゃいました。

『見えない目撃者』が視覚だとしたら、今作は聴覚。障害を持つ主人公がどのように殺人鬼から逃げるか。こういう設定は結構好きです😌
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