はつみ

殺人鬼から逃げる夜のはつみのレビュー・感想・評価

殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)
3.1
見えない目撃者の聾唖版かなと思ってみました。

正直、まじでタイトルまんまでずっと主人公たちが犯人から逃げまわってるだけ。犯人は最初から分かっていてサスペンス要素は0。
だからか、正直後半は展開に飽きが来てしまいます。
聾唖であることの設定も生かし切れていないように思います。
耳が聞こえないことでの犯人への優位性ばかりがめだって、それで主人公側が反撃するみたいなのがなくて残念です。

一番萎えちゃったのは警察が無能すぎる。
この手の映画、というか創作物ではある程度警察が無能なのは仕方ないのですが、この映画はもうそれがノイズというか気になって映画に集中できないくらいほんっとうに警察が無能すぎる。
イライラしすぎちゃった。
警察だけじゃなくて、被害者の妹さんのお兄さんも助けてくれるけど、途中主人公見捨てるし、街の人もなんか聾唖の人に冷たすぎない!?信じがたいんですけど。

ラストの解決方法もあんまり好きな手段ではない。

主人公の女性は可愛いし、犯人役の人はかっこいいんでそういう意味では見てよかったかなと。
いや、うーん…

路地を逃げ惑うシーンは見ごたえがあったと思う。主人公も犯人も体力めっちゃあるね。
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