ネタ元の「暴走車」は設定が面白くはあったけど、リメイクされるほどではないかなと思ったので韓国映画もネタが無いのかなと思ってしまった…。
被害者家族の秘密や犯人の背景と残忍さは韓国映画らしく暗く描いて、パワーアップしていますが基本的にはオリジナルに忠実な構成。
犯人の本気度を証明するエピソードを追加してたり、オリジナルよりも分かりやすくなっていました。
オリジナルは銀行の支店長には見えない強面な主人公でしたが、本作ではちゃんと支店長に見える配役。
オリジナルでは予算の関係かショボかったカーチェイスもパワーアップしていました。
爆弾処理班の担当が強面女性なのはオリジナルの良いところを変えずに踏襲していて良かったです。ちょっと高島礼子さんに似てた。
犯人を含めた終盤の展開はオチをつけるためのご都合な気がします。主人公もやった事が酷すぎるのでこれでチャラでしょって気にはなれずモヤモヤ…。
家族の絆を深く掘り下げて感動的にして頑張ってはましたが、オリジナルの素材がメチャクチャ良い訳ではないので、オリジナル同様やっぱりまあまあでの感想で終わってしまいました…。