ショーン・ベイカー待望の新作がひっそりと公開されてたので見てみた。
相変わらずアメリカの底辺で人生を謳歌する人たちの話なんだけど、今回は無教育無モラル中年元ポルノスターのホワイトトラッシュが主人公。で話は彼が別れた妻のとこに転がり込んで大麻売りながら未成年とセックスしてその子とポルノで返り咲こうとするという、ネットで全方位から放火されそうな話。
これを面白おかしく愛おしく、人間讃歌として描けてしまう監督の恐ろしさ。
ほんとクソだし死ねこのゴミカスがと思いながらもだんだんとキャラクターとの距離が近づいてくるこの感覚。
こういうクソな男の話で観客に自分と重ねさせる、自分のクソな部分を引き出させる映画に弱いんだよなー。
女性視点でこれがどう評価されるのか気になるところ。
というかポルノ好きすぎだろこの監督。まぁ描く題材というか焦点を当ててる人たちとポルノ(性風俗)が結びついてるのもあるとは思うが。