この映画はオーストラリアのポート・アーサー事件を描いた実話であり、心を打つとても悲劇的な物語。
最悪の犯罪者についての伝記映画を作ると、加害者の正当性を主張したり、彼らが引き起こした被害を美化したり…といったことが時々あるけど、この映画はそういったことがなく淡々としていて良かった。
主人公を演じたケイレブの演技が素晴らしい。
この事件によってオーストラリアの銃規制が変わったみたいだけど、多くの州で適切に施行されていないようだし、再びこのような事件が起こる可能性もあると思うとゾッとする。
176/2022