セイラ

パリ13区のセイラのレビュー・感想・評価

パリ13区(2021年製作の映画)
3.5
試写にて。

・舞台:パリ アラサー男女4人の話
・オペレーター×高校教師×復学大学生×ポルノ女優
・パリに潜む多様な恋情のリアルが描かれるモノクロ
・“気軽に人とつながれても、愛を深めるのは簡単じゃない。”


あえてチープな言葉を並べれば、
エロい、エモい、チルい。って感じ。
セックスという繋がり方はインスタントで、言葉通りの“繋がった”
感覚を得られる一つのツールだけど、人の心をもらうって
そう簡単じゃないもんだと実感できる作品。

再開発地区のパリ13区は、日本に生きる私からすると高層住宅と
お洒落に満ちた世界だけど、実際アジア系移民もいるという事実
に気づけて不思議な気持ちになった。
アニエスベーがギャラリーをオープンさせたのは記憶に新しいけれど
今回ステッカーをいただいて、改めてその事実が手中に
落ちてきた感じがして嬉しかったな。
セイラ

セイラ