このレビューはネタバレを含みます
ひと夏という限られた時間が醸し出す煌めきとノスタルジックさの中に時折顔を覗かせる不穏さ。それ故に強烈に残る鑑賞後の余韻。あの時、あの瞬間への哀愁と愛おしさを強く感じさせる作品。
大筋のプロットはつまらなくないが、それ以上にガッカリする点が多すぎる。まず世界観。量子世界がなんだか既視感バリバリ。1作目、2作目で築いてきたアントマンだから可能だったサイズ感を活かした画作りは失われ>>続きを読む
ハマらなかったというのが正直な感想。序盤の語り口であ、これはマズイかもという嫌な予感がし、実際その通りに。世界観の構築に統一感がないとことかご都合主義的な展開の多さは気になった。各キャラクターは俳優陣>>続きを読む
最高の完結編。素晴らしい大団円。ジェームズ・ガンは本当にチームモノを魅力的に撮る監督だなと。各キャラクターの挙動に個性がちゃんとあって、リアルに生きてるんだ!っていう感覚に。それぞれの特性を活かした見>>続きを読む
序盤の無人列車故の人の意思が介入できない、無慈悲にすら思える突進具合とか最高。中盤までやること成すことの全てが裏目に出る感じとかクライマックスまでの一難去ってまた一難感も非常にスリリングで良かった。
実話ベースの映画はこういった事件モノが当たりやすい気がする。理由は単純でフィクションを織り交ぜやすいから。今作はその特性を非常に効果的に活用している。劇中で作戦決行以降の緊迫感を生んでいる描写のほとん>>続きを読む