このレビューはネタバレを含みます
親近感が沸いたかと思えば、普通に生きていたら交わることのない人間同士なのだと思い知らされてぎくしゃくしたり…不器用なコミュニケーションを繰り返す中で距離を縮めていくラウラとリョーハの関係が良かった。あっさりしているようでじーんとくる終わり方もすごく好きでした。教えてもらった言葉をずっと覚えていたリョーハがかわいい。ラウラは過去やルーツを知ることを大事にしていたけれど、お互いの過去に深入りしないからこそ、相手を愛しく思えるひとときがある。きっと今後会うことのないふたりなんだろうけどだからこそ忘れられない思い出になるんだろうな。