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ベルイマン島にてのMALPASOのレビュー・感想・評価

ベルイマン島にて(2021年製作の映画)
3.5
映画『ベルイマン島にて』

監督は『未来よ こんにちは』のミア・ハンセン=ラブ監督

スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマン監督が数々の傑作を生んだ島、通称「ベルイマン島」が舞台。

ひと夏を過ごしに島にやって来たビッキー・クリープスとティム・ロスはともに映画監督。
伝説の監督が名作を産んだ島でインスピレーションを受けながら、新作の脚本を考える2人。

同業の夫婦の複雑な関係が描かれて興味深い。
妻クリスは、初恋を基に脚本を出筆し始める。想像上の主人公を演じるのは、ミア・ワシコウスカとアンデルシュ・ダニエルセン・リー。
終盤、現実と想像の世界が混ざり合うというのが面白い。

映画にまつわる場所に限らず、名作が産まれた場所を訪れるというのはひじょうに楽しく、興奮する。ベルイマンの家が出てくるシーンが、この映画の中で最もワクワクする。

過去にもドキュメンタリーなんかでいろいろ作品があるが、孫が撮影したイームズ夫妻の家を片付ける作品なんて
泣きそうになる。ベルイマンの家もドキュメンタリーにしてほしいな。
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