途中まではベルイマン映画の舞台が沢山拝める一方で映画自体にベルイマン性はあまり感じられない作品って印象だったものの、ミア・ワシコウスカが出てきてから特殊な入れ子構造の作品に変貌して面白さも格段に上がったように思えたし、その入れ子構造の性質を思うとベルイマンを題材にしたのも作風に彼の物語の作り方に似たところがあったからなのかなと考えるにも至った。
個人的に2021年のカンヌはこの作品が脚本賞を受賞してドライブマイカーはパルムドールって結果になっても良かったんじゃないかって思うくらい、脚本面が光る作品だったように思う。
しかし少し気になってしまったが、ヨーロッパ方面の女性って実はブラを付けずに乳首がシャツに浮き出るようになってもあまり気にしないのだろうか。(自分は男ながら乳首透けたりするの苦手)