たむ

ブルース・リー/死亡遊戯のたむのレビュー・感想・評価

ブルース・リー/死亡遊戯(1978年製作の映画)
3.2
ブルース・リー4Kリマスター復活祭の最後を飾るのは、『燃えよドラゴン』の前に撮影されていたフィルムから製作された遺作です。
時間軸的には、『燃えよドラゴン』の方が最後になりますが、内容としては、ブルース・リーさんの死を物語中に取り込み、本人の意図とはきっと違う形になっているのだろうと思います。
実際撮影されていたクライマックスのバトルシーンは階が上がるごとに敵が強くなっていく、その中で、無敵の主人公にもダメージが残った状態で戦うなど、新しい表現があります。
ただし、一本の映画としての内容は支離滅裂です。
バイクスタント等もありますが、あれが最初からあったのかは、疑問に残ったりもします。
本人の意図とは違うものになったとしても、クライマックス、特にハキムとの戦いが後に大きな影響を与えているのも事実で、このフィルムが残っていた事は映画史的に非常に重要ですね。
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