よく聞く作品なので観賞。
あー満足。
誰も成長しないし映画の展開も殆どない。
自分は理屈っぽいので売上や材料の心配をしてしまいますが、それらを考える必要もない。
もっと広い部分にポイントがありますね。
文化や言語が違くて共通点も少ない中で「かもめ食堂」を続けたサチエさん、素敵だったなぁ。
ミドリさんやマサコさん、トンミ・ヒルトネンも個性的なキャラクターで温かみを感じられる。
全体を通して価値観が少し豊かになりました。
あとはカメラワーク。
無駄な動きが殆どなくて最高です。
この前、今泉力哉監督が「カメラを動かさない理由は一個あって、カメラの後ろにいる人を観客に想像させたくないんですよね。」と仰ってましたが、まさにそれ！と言いたくなるような撮り方。
まるで近くで座っているような気分になります。
一度だけやけにカメラが動くなと思ったシーンがあったものの、明確な理由がありそうでした。
トンミ・ヒルトネン、ありがとう！
「Tervetuloa」
