日本人女性がヘルシンキの街角に開いた「かもめ食堂(ruokala lokki)」が舞台のほっこり優しい物語。(群ようこさんの同名小説が原作)
久々に観ましたが、やっぱり好きでした。
客がまったく来ない中、焦ることもなく一人で淡々と店の準備をするサチエ(小林聡美)。
この「かもめ食堂」のインテリアとカラーリング、グレーがかったブルーの腰壁のあの色、キッチンの雰囲気。最高。
目をつぶって指差した場所がヘルシンキだったから来てみたというミドリ(片桐はいり)と、両親の介護を終え、フィンランドの「エアギター選手権」をテレビで見てやって来たがロストバゲージがなかなか出てこないマサコ(もたいまさこ)。
初めての客となり、コーヒー永久無料特権を得た、日本かぶれの「ガッチャマンの歌」の歌詞が知りたい青年トンミ・ヒルトネン(豚身昼斗念。笑)。
店のウィンドウから毎日様子を伺う3人おばちゃん、何故か外から店内を睨むおばちゃん。
サチエにコーヒーの淹れ方をアドバイスをする男(アキ・カウリスマキ『過去のない男』のマルック・ペルトラ)。
サチエ(小林聡美)の「いらっしゃい!」、さっぱりした性格、料理する姿、ファッション。オフは合気道の膝行(しっこう)やプールで泳いだり。完璧。
「ガッチャマンの歌」の歌詞をスラスラ書き出す(笑)ミドリ(片桐はいり)、登場するだけで可笑しみ漂うマサコ(もたいまさこ)のマリメッコのお似合いっぷり。スーツケースのファンタジックなシーン。
そして、シナモンロール、生姜焼き定食、焼鮭定食、日本のソウルフードおにぎり(梅・鮭・おかか)の美味しそうな食事たち!最高。
「かもめ食堂」は、撮影後、「カハヴィラ スオミ(Kahvila Suomi ※カフェフィンランド)」というカフェとなり、2015年以降は「Ravintola Kamome(レストランかもめ)」という居酒屋レストランとして営業してるんですね。
http://www.kamome.fi/ja/
夏のフィンランド、行ってみたいなぁ。